ドイツといえば、バームクーヘンが有名ですよね。
ドイツ語では「der Baumkuchen」といいます。
バームクーヘンについて
バームクーヘンの本場といえば、ザルツヴェーデルとされており、2010年にEUの原産地名称保護認証を受けています。(これは、決められた地域や製法で作られた物をいうようです。)バームクーヘンの歴史と言ってしまうと、他にも候補の地域があり複雑でして、1800年頃にはじめて作られたということはわかっています。
バームクーヘンに対するドイツ人の感覚
バームクーヘンはドイツ人にとって、それほど身近な存在ではありません。日本のようにデパートに行けばバームクーヘンのお店があってと気楽ではなく、スーパーマーケットで購入することはできますが、置いていないお店もありますし、あまり頻繁に食べるスイーツではありません。
そもそも、ドイツでの大都市では、ケーキ屋さんはあるのですが、専門のケーキ屋さんが日本のようにいたるところにあるわけではありません。カフェでケーキを頼むか、またはパン屋さんに売っているケーキを買うことになります。それが理由かはわかりませんが、家でケーキを焼く人がとても多くケーキキッド(ケーキの粉や作り方の説明が書かれた箱売り)がスーパーマーケットにたくさん並べられています。
それを使えば更に簡単にケーキが焼けるので、料理嫌いなお母さんにも安心なシステムですね。もちろん、男女平等のドイツでは男性も普通にケーキを焼きます。
いつだか、ドイツの番組でバームクーヘンを食べるかという質問をしているのをみましたが、「あまり食べない」と答えていた人が多かったです。
ドイツ人はなぜバームクーヘンを頻繁に食べないの?
というように、ドイツ人にとってのバームクーヘンと日本人にとってのバームクーヘンには温度差があります。バームクーヘンの製法は特殊です。専用オーブンを使用し経験と技術が必要とされるバームクーヘンを作れる職人が正直なところ少ないのも事実です。
このようにバームクーヘンは難しいお菓子、決められたお菓子ともいえますので日本のほうが、おそらく味もタイプもたくさんあります。反対に日本人から、バリエーション豊富なバームクーヘンが送られてくるほどです。
最後に発祥の地でバームクーヘンを食べたい方へ
ザルツヴェーデルは旧東ドイツに位置し、小さな街です。ドイツに観光で来た際にはなかなか立ち寄らない場所ですが、念のため地図とアクセスです。
地図
【アクセス】
Berlin中央駅から ICでStendalへそこから、乗り換えて salzbedel
1時間半~2時間くらい(時間帯によっては2時間以上かかるみたいなので、事前に調べておくことをおススメします)
Hamburg中央駅から Uelzenへそこから、乗り換えてsalzbedelまで約1時間半~2時間くらい
毎回書きますが、ドイツの電車は不便です。事前に時間を調べておかないと、とんでもないくらい待たないといけないということも、多々あるので事前にしっかりチェックしておきましょう。
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